- GEEK JOBの体験者の生の声を知りたい
- GEEK JOBの評判はあてになるのか?
- GEEK JOBからブラック企業を紹介される心配はないのか?
ITエンジニアへの転職が人気になり、
それに伴って注目が集まって来たプログラミングスクール業界ですが、
「受講料無料でエンジニア転職を成功させる」と掲げる「GEEK JOB」は
「お金を極力かけずにエンジニア転職を成功させたい」
という方にとって見逃せない存在です。
そのような「GEEK JOB」に対して、
上記のような思いを抱いている方は少なくないと思いますし、
私自身もそうでした。
今回はこういった要望にお応えするため、
GEEK JOBを実際に受講した方の体験談をご紹介しつつ、
GEEK JOBの実態や評判の真偽について
解明していこうと思います。
今回ご紹介する体験談なのですが、
スクールに対する遠慮や忖度はせず、自分自身の正直な感想を述べてもらいました。
正直、「かなり辛口」な内容になっています。
非常に厳しい言葉も出てきたため、
当初、この体験談を記事にするか迷いましたが、
良い評判だけでなく悪い評判も提供できなければ、
読者の納得のいくプログラミングスクール選びの役に立てないと思い、
今回の体験談を記事にさせて頂きました。
体験してみて感じた
「良かった点」も「悪かった点」もそのまま載せています。
ですので、
GEEK JOBを検討中の方は必ず読んで欲しい
今回の体験談となっています。
最初にGEEK JOBの基本情報を確認に紹介した後、
本題の「体験談」をご紹介します。
GEEK JOBの基本情報
項目 | 細目 |
---|---|
コース | 転職コース プレミアム転職コース プログラミング教養コース |
料金 | 転職コース:無料(就職が条件) プレミアム転職コース:398,000円(税抜) プログラミング教養コース:198,000円(税抜) |
授業 | オンライン型・通学型(オフライン) |
自分のライフスタイルに合わせた受講ができる
授業はオンラインですので、自分の都合に合わせた受講ができますし、
また、オンラインチャットサポートという質問対応の仕組みがあり、
10~21時の間で対応しているため、
各受講生のライフスタイルにあわせた質問もできます。
転職コースは受講料無料だが違約金注意!
GEEK JOBの転職コース最大の特徴ともいえるのが
「受講料無料(※20代まで)」です。
他のスクールであれば、
通常40~80万円かかる受講料が免除になるのは非常に大きなメリットです。
しかし「受講料無料」の条件として、
GEEK JOBの紹介する企業への就職しなければならず、
もし就職を拒否した場合、
免除された受講料相当額が「違約金」として請求されますので注意して下さい。
※GEEK JOBの
その他の特徴については以下の記事を参照してください。
ココから今回の体験談です
GEEK JOBを選んだ理由
元々エンジニアへの転職を考えていたものの、
プログラミングスクールの受講費用の高さが悩みの種でした。
当時は貯蓄があまりなく、10万円の出費も正直避けたいと思っていた時に
見つけたのがGEEK JOBでした。
説明会に参加し、
お金をかけずにプログラミングスクールに通ってエンジニアを目指せるなら
と思い、GEEK JOBに通い始めました。
GEEK JOBの良かったところ
無料で学べる
GEEK JOBのメリットの1つはお金がかからずにプログラミングを学べる点でした。
普通、プログラミングスクールだと10万円以上のお金が飛んでいくので、
お金に余裕がない人からすると、
GEEK JOBの料金無料というのはありがたかったです。
私が通っていた当時はスクーリング制だったので、
GEEK JOBを利用するうえで発生した料金は交通費だけでした。
今はオンラインでの講義となっているので、
交通費もいらないのがうらやましいです。
実践的な内容を自学自習&サポートで身につけられる
基本的には、GEEK JOBのテキストを使って自習を行い、
分からないところを教室にいるメンターさんに訊きに行くというシステムでした。
メンターさんは理系の学生やエンジニア出身の方など様々な人がいました。
実務を意識し、見やすいコードを書くために注すべき点などを教わり、
実践的な知識を身につけられたのも良かったです。
親身のキャリアサポート
キャリアアドバイザーの方もとても親切な方で、
自分の3~5年先の目標設定まで行い、
それを実現するにはどんな会社が良いのかなどを
私の希望に合わせて説明してくれましたし、企業を紹介してくれました。
おしゃれな会社で働きたいなどのこだわりはなかったので、
選択肢も多かったのですが、その中でも自分のスキルを見た上で
どの会社が合っているのか真剣に相談に乗って下さったのが嬉しかったです。
チーム開発で「実際の仕事」での視点が分かった
また、GEEK JOBで学んだものの中でも、
チーム開発の経験は特に実務で役立っています。
プログラミングを学んでも、ただコードの基礎を理解しているだけで、
「実際にものを作れない」
「複数人での開発だと、どう仕事をしたら良いのか分からない」
という人は多いです。
チームで実際に制作物を作ってみることで、
実際にエンジニアはどのように仕事をしているのかイメージを掴めました。
また、学習の段階で
「他の人が見ることを意識してコードを書いた方が良い」
と指導されることが多かったのですが、
チーム開発を通してコードの見やすさの大切さも学びました。
GEEK JOBの残念だったところ
就職先は大半がSESだった
ただ、残念に感じた部分もありました。
GEEK JOBで学んだ内容は主にJavaを使ったWebシステム開発でした。
説明会では、RubyとPHPも学べると聞いていましたが、
軽く触れただけなので、基本的にはJavaのみと思った方が良いと思います。
そのため、GEEK JOBだと就職先も限られてきます。
ホームページや説明会などでは、Web系企業の就職先がたくさん記載されていますが、
正直、Web系自社開発企業へ就職する人はほとんどいません。大半がSESです。
社内研修でGEEK JOBと同じことが学べた
また、SESは多くが未経験OKで、採用してからプログラミング教育を行います。
私もSESに就職しましたが、
研修で学んだ内容はGEEK JOBで学んだ内容とほとんど同じ。
しかも、研修期間は給料も発生します。
GEEK JOBを利用した当時は25歳だったので、
多少プログラミングの基礎がある上で余裕をもって研修に取り組めたのは良いものの、
GEEK JOBを経由しなくても就職できたのではないかと思いました。
オシャレな企業が狙いなら有料スクールを検討すべき
正直、オシャレなWeb系企業で働きたいと考えているなら、
有料のプログラミングスクールを利用した方が良いです。
SESでも良いと思っているなら、
まず未経験OKでプログラミング研修を行っている企業を中心に転職活動をして、
それでもダメならGEEK JOBを利用したほうが良いです。
特にSESは若い人の採用に積極的なので、若ければ余程態度が酷くない限り、
プログラミングに関する知識が無くても1社は内定が取れると思います。
「ブラック」な職場を紹介された
GEEK JOBではスクールから紹介された企業以外への転職を希望する場合、
違約金を支払わなければいけません。
これはスクールを卒業してから気づいたのですが、
スクールから紹介される求人よりも、
未経験OKで待遇が良いものはたくさん存在します。
私の場合、システム開発系のSESを紹介されましたが、
テスター業務ばかりで開発ができず、
1年働きながら独学で勉強をしてWeb系企業に転職しました。
GEEK JOBで仲良くなった知人とも今でも交流がありますが、
「開発案件に参画できても現場がブラック」
「Javaを学んだのにインフラに回された」
などといった人もいました。
そのため、どうしても転職前にスキルを身に着けたい人にしか、
GEEK JOBに通うメリットは無いのではと感じました。
メンターが少なくて質問できない
また、受講人数に対するメンターさんの数が少ないです。
そのため、メンターさんの前に質問待ちの列ができていて、
なかなか質問ができないことが多々ありました。
無料のスクールなのでしょうがない部分はありますが、
受講生の紹介料で運営されている分、
もう少し受講生が質問しやすい環境作りにも配慮して欲しかったです。
なかなか採用されない人はGEEK JOBに駆け込むべき
GEEK JOBが向いているのは、プログラミング未経験の求人に応募してみたけれども、
なかなか採用してもらえなくて悩んでいる人です。
プログラミング未経験の求人はヤル気重視なので、
知識が無くても人柄で採用してもらえます。
特にSESはその傾向が強く、SESで良いと思っているなら、
プログラミングスクールに通わずに、とりあえずSESの求人に片っ端から応募して、
入社してから勉強した方が効率が良いです。
しかし、SESでもなかなか採用に繋がらないなら、
GEEK JOBで「即戦力として働ける」という武器を身につけた上で、
転職活動に取り組んだ方が良いでしょう。
いかがでしたでしょうか。
「かなり辛口」の体験談でしたが、
GEEK JOBを実際に受講した人の数だけ、経験も思いもあるかと思いますので、
今回の体験談も紹介させて頂きました。
GEEK JOBは今まで600人以上の受講生の転職に成功した実績があり、
卒業生からの感謝などの良い評判も口コミも多く見つけることができます。
しかし、その一方で、
今回の体験談のような「悪い評判(口コミ)」もあることも、また事実です。
調べた限りでは、今回の体験談以外では明確に悪い評判だと判断できるものは
見つけることはできませんでしたが、
今回のようなケースもあり得るということは覚えておくべきでしょう。
ただ、これはGEEK JOBに限った話ではなく、
他のプログラミングスクールでもあり得る話だと思われます。
ですので、今回の体験談のような失敗をしないために
「何に重きを置いて、何を捨てても良いか」
というプログラミング学習やスクール選びの軸(優先順位)を
自分自身の中で明確にした上で、
複数の手段(スクール)を比較検討することが大切です。
(詳しくは以下の記事で解説しています。)
今回の体験談が伝えてくれた貴重な情報や思いを活かして、
自分自身が後悔しない「賢いプログラミングスクール選び」をしましょう。
今回は以上になります。
お読み下さりありがとうございました。
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